全米図書賞フィクション部門ファイナリストに入った作品を紹介するシリーズその4です。
その1からその3はこちら↓
また、過去に投稿した、候補作の一つ”Martyr!”の紹介記事はこちら↓
今回ご紹介するのは、ミランダ・ジュライの"All Fours"。
ちょっと有名なアーティストが、LAからNYまで車で横断する計画を発表する。家に夫と子どもを置いて出た三十分後、彼女は思わず高速を降り、とりたてて特徴のないモーテルにチェックインし、まったく異なる旅に没入するのだった。
言わずと知れたミランダ・ジュライの長編第二作。"All Fours"とは手足のことで、"on all fours"で「四つん這いになって」という意味にもなる。
これでフィクション部門の最終候補作はすべて紹介し終えたので、次回からはその他の部門の候補作に目を向けようと思う。
出版社のページはこちら↓