全米図書賞のフィクション部門の候補作はすべて紹介した。今回ご紹介するのはYA部門の” Kareem Between”。 七年生が始まり、Kareemは既にへまをした。 親友は引っ越し、フットボールの入部テストでしくじり、ルーツのために新入生ー恥ずかしいくらいなまって…
ジェレミー・ドロンフィールドがノンフィクションを書いた。 その知らせを最初に聞いた時、自分の聞いたことが理解できなかった。私にとってジェレミー・ドロンフィールドという作家は、『飛蝗の農場』という、異様な迫力を持った怪作にして傑作の作者であり…
荒野で一人農場を営むキャロルのもとに、謎めいた男が現れて一夜の宿を乞う。彼にけがを負わせてしまったキャロルは、回復するまで男を農場に滞在させることにする。スティーヴンという名前らしいと判明するものの、自分の過去を思い出せないという男。キャ…
全米図書賞フィクション部門ファイナリストに入った作品を紹介するシリーズその4です。 その1からその3はこちら↓ saganbook.com saganbook.com saganbook.com また、過去に投稿した、候補作の一つ”Martyr!”の紹介記事はこちら↓ saganbook.com 今回ご紹介する…
全米図書賞フィクション部門ファイナリストに入った作品を紹介するシリーズその3です。 その1,その2はこちら↓ saganbook.com saganbook.com 今回ご紹介するのは、’Pemi Agudaの”Ghostroots”。 "Manifest"では、ある女性が、娘の顔に自分を虐待した母親の…
イベントに出ます。 その1 ガチョウの本 イーユン・リー 著 篠森ゆりこ 訳 その2 危険なトランスガールのおしゃべりメモワール カイ・チェン・トム 著 野中モモ 訳 その3 別れを告げない ハン・ガン 著 斎藤真理子 訳 イベントに出ます。 10月26日、…
全米図書賞フィクション部門ファイナリストに入った作品を紹介するシリーズその2です。 その1はこちら↓ saganbook.com 今回ご紹介するのは Percival Everettの”James”。 奴隷にされたジムは、妻と娘から永遠に切り離されてニューオーリンズの男に売られる…