夜になるまえに

本の話をするところ。

気になる未邦訳作品第十九回”THIS GOLDEN FLAME"(著者:EMILY VICTORIA、出版社:Hodderscape)

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孤児となり、国の支配層である書記たちに仕えることを強いられているKarisは、遠い昔に国を去った兄を見つけることをほかの何より望んでいる。しかし家族のきずなはScriptoriumにとって何の意味も持たない。Scriptoriumのただ一つの関心の的、それは古代のオートマトン軍の魔法を解き放つことだ。

 兄を探しながら、Karisは不可能と思われることを成し遂げる。隠された一基のオートマトンを目覚めさせるのだ。知性があり、自分自身の意識を備えていても、Alixはなぜ自分が作られたのかをまったく知らない。あるいはなぜ彼の父ー国の最大の裏切り者ーがなぜかつてオートマトンたちを破壊しようとしたのかも。

 

 突然、 Scriptorium はただKarisを支配しようとするだけではなく、彼女を狩り始める。Alixと共に、Karisは兄を、そして何世紀にもわたって彼女の国を権力の座に就かせてきた秘密を見つけなければならない。

 このあらすじからは不明だが、主人公のKarisはアロマンティック・アセクシュアルで、著者Emily Victoriaも同じくアロマンティック・アセクシュアルである。こちらのインタビューで著者も語っている通り、Aceスペクトラムの人がフィクションに登場するのはまだまだ稀だ。

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hodderscape.co.uk