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Donovanが“The Adventurers”をキッチンカウンターに置きっぱなしにした時、母親がそれを読むとは思っていなかった――ましてやそれを問題視するなんて。だって二人の登場人物が悪の天才を止めようとするただの冒険ものじゃないか…そうだろ?
しかしすぐに町中が“The Adventurers”のメインキャラクターたちがゲイか否かでヒステリー状態になり、Donovanの母は学校のカリキュラムから本を除外させようとし、Donovanは板挟みになってしまう。
Donovanはふたりの少年が結末で恋に落ちているのか本当の意味では知らない――しかしこのことはわかる。もし恋に落ちていたとして、それが問題になるべきではない。本が学校で禁止されるべきではない。
三つの関連するストーリーラインを絡み合わせ、David Levithanが語るのは、(本の検閲または危険なアリゲーターに対して)行動を起こすこと、勇敢であること、正しいことのために立ち上がることについての、大胆で、楽しく、タイムリーな物語。
こちらはThe American Library Associationによる「二〇二二年もっとも標的にされた本トップ十三」。「LGBTQIA+の内容」という理由が半分以上を占める。二〇二二年、検閲の要求件数は二〇二一年の七二九冊から一二六九冊に増加、同団体がデータを収集し始めてから最悪の結果となった。本当にタイムリーなテーマである。
…ちょっと待てよ、「Me and Earl and the Dying Girl (邦題:「ぼくとあいつと瀕死の彼女」)」がsexually explicitだって??どのへんが???
今のアメリカの禁書の状況についてはこちらでも少し触れています。
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