夜になるまえに

本の話をするところ。

気になる未邦訳作品第十一回”The Woman in the Library”(著者:Sulari Gentill, 出版社: Sourcebooks)

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誰の話にも、隠すべきことはある…

静けさは女性の恐怖の叫びで破られた。警備員がすぐさま指揮をとり、危険の正体が突き止められ、食い止められるまでじっとしているよう、中にいるすべての人に指示した。危険が去るのを待つ間、たまたま同じ机についていた他人同士の四人は、話をして時間をつぶし、友情が生まれる。それぞれにその朝読書室にいる理由があり、そして偶然にも、一人が殺人者なのだった。

 

実は本書には上記のあらすじ以上のしかけが隠されている(なぜ知っているかと言うと、「あらすじだ」と思って読んだレビューに書かれていたからである。もちろん知りたくなかったので割と真剣に悲しい)。知らずに読んで「そういう話なのか…」と驚いたほうがいいかと思われる。

 

著者Sulari Gentillは、1931年のシドニーを舞台に、気の合わない家族の中で唯一の理解者だったおじが殺された事件を追う"A Few Right Thinking Men"に始まるRowland Sinclairシリーズを10冊出版しており、人気を博している。

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