夜になるまえに

本の話をするところ。

プライド月間に読みたいクィア・ストーリーズ 絵本編

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プライド月間についてはこちらを参照していただきたい。

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 自分が性的指向ジェンダーアイデンティティの面で周りの大勢の人々と違うことに悩む人たちがいる。子どもたちの中にもそういう人はいるし、子どもたちが関わる人たちの中にだっているだろう。それは当たり前であって、違っていていいのだと読む人に語りかける、そんな絵本を三冊選んだ。

 

 

1.「村娘と王女」    ダニエル・ハーク 、イザベル・ギャルーポ 作、ベッカ・ヒューマン 絵、河村 めぐみ 訳、オークラ出版

 強く勇敢な村娘は、王子の花嫁を探すために開催された舞踏会に出席する。彼女こそ花嫁にふさわしいと周りの人々は浮足立つが、彼女は王子との未来を想像できないでいる。そんな時、彼女に優しく語りかける人がいた…

 村娘が思わぬところで心の通じ合う相手を見つけるまで。絵本のかたちで女性同士のラブストーリーを描いたものは残念ながらまだまだめずらしいが、本書は絵も美しくておすすめである。

 

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2.「ぼくらのサブウェイ・ベイビー」    ピーター・マキューリオ 作、レオ・エスピノーサ 絵、北丸 雄二 訳

 ある日、地下鉄を降りて、ダニーは布にくるまれた赤ちゃんを見つけた…ダニーとパートナーのピートがいかにしてその赤ちゃんと家族になったかを、親しみやすい絵と共に語る。驚くべきはこれが実話で、この本の著者ピーター・マキューリオは作中のピートだということ。

 ダニーとピートのインタビューはこちら。かつての赤ちゃんケヴィン君はいまやふたりの父親よりも大きくなっている。

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3.「くまのトーマスはおんなのこ ジェンダーとゆうじょうについてのやさしいおはなし」        ジェシカ・ウォルトン 作、ドゥーガル・マクファーソン 絵、かわむら あさこ 訳、前田和男 訳監修、ポット出版

 エロールとくまのトーマスは友だち同士。ある日トーマスは、実は自分は女の子なのだと告白する。

 著者ジェシカ・ウォルトントランスジェンダーの父を持ち、自身もthey/themのプロナウンを用いるクィア。幼い息子に自身の父の物語を語る方法を見つけたかったそうである。この本に描かれているのは、トランスジェンダーではない人がそれでもトランスジェンダーの人と仲のいい友だちでいられるという、ごく当たり前のことだ。

 

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 怒りを掻き立てられるようなニュースも多いこのごろだが、そんな現実が少しでもいい方向に向かうように、読んでほしい。そんな本を集めた。プライド月間を屈託なく祝える日が来ることを。

 

 

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