夜になるまえに

本の話をするところ。

気になる未邦訳作品第三十三回は”Somewhere Beyond the Sea”(著者: TJ Klune、出版社:Tor Books)

魔法の家。秘密の過去。何もかもを変えてしまいかねない召喚。

アーサー・パルナッサスが生きているよき人生は、酷い人生の灰の上に築かれたものだ。

彼は遠く離れた風変わりな島にある奇妙な孤児院の長であり、まもなく孤児院に暮らす六人の危険で魔法を持った子どもたちの養父になりたいと願っている。

アーサーは働き者で、心からの愛情をそそぎ、子どもたちの誰一人として遠い昔、まさに同じ島で彼が孤児であった時に感じていたように、おろそかにされ、苦しむことがないようにしている。彼は一人ではない。彼に加わったのは生涯の恋人であるライナス・ベイカー、魔法青少年担当省の元ケースワーカーだ。そして島の精霊、ゾーイ・チャペルホワイトとその恋人、ヘレン・ウェブ村長もいる。共に、彼らは子どもたちを守るた

めなら何でもするだろう。

しかし、アーサーが自身の暗い過去について公式に声明を出す場に召喚された時、彼は自分が家族やすべての魔法を持つ人々が値する未来のための戦いを左右する立場にあると気づく。

そして魔法を持つ新たな子どもが彼らの島の家に加わりたいと願った時ーーその子は自分を怪物と呼ぶことに力を見出していて、アーサーは子どもたちをそう呼ばせまいと必死に頑張っているーーアーサーは自分たちが限界点にいることを知る。彼ら家族はこれまでになく強くなるか、あるいはばらばらになるだろう。

マーシャス島におかえりなさい。これはアーサーの物語だ。

 

日本でも静かに話題を呼んでいるファンタジー「セルリアンブルー 海が見える家」待望の続編。2024年9月に出版予定。

 

「セルリアンブルー 海が見える家」

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